2012-10-03 Vol.181 読書の秋(9月に読んだ本)

日曜日の夜、台風が通過しました。関東地方の通勤時間に重ならなかったので、多きな混乱はなかったのではないでしょうか?

日曜日も、マンションの理事会・子供のサッカー、友人との食事会 どれも
大過なく過ごせました。

ところが、理事会に参加した同じマンションに住む方は、台風の接近に備えて出勤するとおっしゃっていました。公園や道路などの管理をする職業で、台風に備えて車にチェーンソーなどを積み込んで待機するのだとか。

仕事(職種)によって、事象の捉え方が違うんだな と改めて思いました。(鉄道などの交通機関ライフラインのインフラなどは備えていたんだと思います)


さて、9月も終わりました。今月に読んだ本は7冊。
2012年は91冊。読書の秋、さー、本を読もう っと。


◆砂漠の女ディリー
世界的?なモデルさんの自叙伝?です。ソマリア遊牧民一族で生まれています。姉や弟を割礼や生活環境で失っています。13歳の時に、ラクダ5頭と引き換えに60歳代と結婚させられそうになったのを契機に一族(父親)から逃亡し、ロンドンへ
その後、写真家に見いだされて、モデルへとなります。

数奇な運命にどんどん先を読みたくなります。

雑誌のインタビューで初めて女子割礼について明かし、このインタビューが「女子割礼の悲劇」と題されて雑誌に掲載されるや、大反響を読んだそうです。

ワリスが受けた割礼(という名の虐待?)は、FGM(※検索注意)と言われるタイプのもので、アフリカの赤道を中心とした国で現在も80%超える形で行われているとのこと。ワリスはその後国連大使となり、FGM廃止に向けて活動をしているそうです。

ノマドブームみたいのがありますが、ノマドの強さと美しさ や 悲しい出来事が現在も続いていることを知りました。

◆お化け屋敷になぜ人は並ぶのか
怖い(嫌な)思いをしてお金を貰う これってよく考えると、究極のサービスだと
思ってしまいました。タイトルだけで、興味深々です。

で、読み進めていくウチに「あっ、オレ、怖いの苦手だった」ということ。
途中でちょっと怖くなりました。

とはいえ、色々と示唆に富んでおり、経緯の学びあり、他に応用できる部分というかなんとなくの感覚がつかめました。

◆驚きの介護民俗学
昔の首相が丁稚時代のエピソードで、外務省の通信係(FAXを持っていくだけ)に不貞腐れていたときに、時の首相と同じ情報を目にし、どのように行動するか感じることができる貴重な場である と諭されたのを聞きました。

職業に貴賎はないのは、もちろんですが、二つの軸足を組み合わせることにより、新しい価値が生まれる ということから。

今回は、「介護」という職と「民俗学」により定説を超えた情報が集まり新しい価値を創造した実例でもあるかと。

ITの分野も様々な職と交わり、新しい価値を生み出していきます。ITと「もう一つを学ぶ」ことが重要な気がしています。

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張り込み姫
砂漠の女ディリー
一流選手の親はどこが違うのか
お化け屋敷になぜ人は並ぶのか
驚きの介護民俗学
華麗なる一族
華麗なる一族 中

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