2011-06-23 Vol.102

TさんがCCNPの4教科目に合格しました。
おめでとうございます。

CCNPは、Kさん、Sさんも保持しています。あとAさん(ご出産に伴い職を離れましたが)もでした。

今週末は情報処理を受験します。吉報に続けるよう最後の総仕上げをしようと思います。


今回は先週末に体験した、父親参観の事を書いてます。プライベート事ですが、ご参考まで。

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◆土曜日:父親参観/父と子供だけの就寝

父の日の計らいで、子供の通う幼稚園に参観してきました。幼稚園につくと、自分で着替えます(大抵のこどもは上半身裸)。ここでは、自律が促されているとおもいました。

・園庭遊び
10分くらい遊ぶと音楽がかかり、「体育ローテーション」の準備に入ります。準備は先生だけでなく、子供たちも率先して手伝いをします。マットを出したり跳び箱をだしたり。

・体育ローテーション
「跳び箱」「平均台」「鉄棒(うんてい)」「マット(四つん這い)」などを順番に行っていきます。遊び感覚をいれたスモールステップの積み重ねのようです。で、3周ぐらいしたところで、音楽が変わります。すると、みんなで率先して片付けをします。自律です。そのあとは、体操をしたり、走ったり、まぁ、思いっきり体を動かします。

そして、教室に移動します。

・日直
二人が前に出て「名前」と「今頑張っていること」を宣言します。

・乾布摩擦:ここで全員が上半身裸になります

・出席:漢字氏名をフラッシュカードのように提示する/先生は声を出しません
 最後に「今日のお休みは○○くんの一人です。34-1=33 出席は33人です」と皆でいいます。
(全員の名前:漢字を把握している、返事がなかった人を欠席としてカウントしている)

・フラッシュカード:今回は東北の地名でした。「阿武隈川」とか「鳥海山」、「出羽三山」など。月山(がっさん)なんて大人でも読めない人もいるなかで全員が声をだして読んでいました。もちろん、「お父さんたちにも挑戦してもらいましょう!」といって参加させられます。

・今日の俳句:松尾芭蕉だったような・・・記憶が曖昧。

・いろはカルタ:「いぬもあるけば棒にあたる」 ですね。 い〜と「としよりの冷や水」までを復唱。

・朗読:おかあさんが大好き といったパンケーキのお話を読んでいました

・音楽:音階を当てたり、歌を歌ったり(3曲ぐらい)

・父親と子供の共同作業として俳句作り(季語は不要/お題は面白かったこと) みんなの発表。

「えいがかん あとにかいみる ゴセイジャ」
「だんごむし だんごむしを みつけたよ」

を作成。子供がやりたいこと と 大人がやりたいこと(形を整える、オチをつける) の折合いの難しさを感じました。

最後に、父の日のプレゼント(絵と紙粘土作品)をもらって、解散です。

で、感想文が父親への宿題となっています。添付のような感想文を書きました。
(クラスの中に、たぶん発達障害を持った子がいる。教室をふらーと出て行ってしまう。気づいた児童が連れ返したりしていました)

父親参観の日、ママ飲みが企画され、初の父・娘・息子の三人で就寝。少しぐずる程度で寝れたのは良かったです。成長しているんだな と実感です。

◆日曜日:全米ゴルフの中継で、子供が楽しみにしていた番組が放映されず くずる

日曜日は子供が楽しみにしている番組(戦隊モノ&仮面ライダープリキュア)が、全米オープンゴルフの影響で放送中止でした。せっかくなのでゴルフを見ていたら、22歳の新人が大差をつけて一位。このまま優勝できるのも器、タイガーウッズ時代の終わり、厳しい競争の世界、自分の加齢、といろいろな事を感じました。ゴルフ(&テレビ)なんてほとんど見ないから、余計に感じたのかも。

◆月曜日:始発電車にのる
ほぼ毎日、子供に読み聞かせをしているのですが、最近読んだ絵本に「始発電車」というがありました。北海道へ引越する友達を見送りに始発電車にのって空港に行く物語です。

月曜日は幼稚園が代休なので、私も休みをとって始発電車に乗ることにしました。

川口駅の始発電車は4:38 4時に起きて出発です。

・夏の早朝は意外と明るくて/絵本では真っ暗のシチュエーション。(テンション↓) 

・「始発電車」とは絵本に出てくる特別な電車と思っており、始発電車がいつも乗る「京浜東北線」でがっかり (テンション↓)

・モノレールの一番前に乗り大興奮。比較対象は上野動物園のモノレール。いつまで続くんだ?(テンション↑)

・羽田の国際空港、展望台が広く、鬼ごっこができそう(テンション↑)

・飛行機がたくさんあって(テンション↑)

・とんかつが食べたい けどとんかつ屋は開いてなくて(テンション↓)

・Cafeで朝食。ラムネがあり興奮、ただし食べるラムネを想像し、炭酸飲料でギャップあり(テンション↑)

8時ぐらいには、家に帰ってこれました。帰ったあとは、ラムネの飲みすぎで腹痛&寝不足で(テンション↓)

トータルでどうだったんだ? という休日でした。

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=====================以下、感想文(案)======================

先生の背中を見て、子供達はいろいろな事を感じ取っていると感じました。

ボランティア(プロボノ)で、発達障害の療育事業を目指す起業家のサポート(リサーチ)経験があります。リサーチ体験として、保育園経営者に(事業計画にどう思うか? 保育園にとって発達障害の療育というニーズはあるか? という趣旨で)インタビューをしました。

経営者の回答は

「保育士にとって、発達障害は負担でしかない。学習指導要領があり、自分の働きかけで子どもたちが成長していく。達成していくことが喜びとなる。その中で、集団行動を乱す児童は負担でしかない。できれば預かりたくない。でもそれは言えない/言ってもわかってもらえない」

というような回答をもらったように記憶しています。今回の参観で、上記のインタービュー時のことを思い出しました。議論、法制度の整備等も重要ですが、現場での感覚・努力を目にした瞬間でもあります。新聞の片隅記事に『分離型学習からインクルージブ教育へ』を目にしたこともあります。でも「なるほどな・いい事だね・そういう流れなのか」程度の感想しかありません。

しかし、その現場を実際に目で見ると多く努力がなされているのを感じました。わが子を含め、子供のできる範囲が拡大していく=学習指導要綱の達成 も大切ですが、インクルージブであることが現実の社会であり、苦悩し、決断し、真剣に取り組む大人-S先生の姿/背中から子供たちを多くのことを感じ取っている と思います。

現場の努力・真摯な態度には、本当に頭の下がる想いであり、改めて入園させてよかった と感じました。
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