2011-4-6 3月の読書(前振りが長いけど)

4/3 SさんがLPICレベル2の2教科目を合格しました。
おめでとうございます。

情報処理試験が震災の影響で延期されました。その空き時間を利用しての取得本当に頭が下がります。

現場では4月より新しくチームアサインされ、私がNWチーム、SさんがSeverチームです。サーバ関連ではRed Hat Enterprise Linuxの古いサーバ更新が予定されています。知識・経験ともに充実しそうです。

以下、本題。

ライフネット生命の新卒募集の課題が発表されました。
http://recruit.netseiho.com/assignment/index.html

思考方法が試されています。もうすっかり風化した体のある、カンニング(事件)は意味をなしませんね。日本式の知識編重ではない採用です。海外では大学でもこういった仕組みが行われているそうです、日本もそうした方が良い/悪いは別として。ライフネット生命しては実際に[必要なアイデア]も得られるわけで、一石三鳥ぐらいの意味がありそうです。

思考トレーニングとしてはもってこいですね。しかし、今の大学生は大変だなぁ。
そして息子が大学になると大変になるなぁ。残して置くべきことは何かを考えます。


原子力
という技術は、色々な意味で日本にとって必要な技術だと思っていました。原理を勉強したのは高校ぐらいでしょうか。今回の事故で再度学習をしてみます。懐かしさもあります。

中学生にもわかる原子力
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51808832.html

誰もが感情の高ぶりがおきていると思います。感情の高ぶりは正常な判断力を奪います。この時を見計らって原発反対派が便乗している感じには嫌悪感があります。

人生でもそうですが、[失敗からの成長]があるはずです。こういったものの議論や代替エネルギー、国家の在り方を踏まえ、結論が出されるべきです。

例えば、風力発電では、人間の聞こえない周波数の音や、微振動があり、近隣の人が影響を受ける とか。海洋権益や地熱権益は管轄省庁がなく、権利をどのようにすれば決められない とか(※水力はありますけどね)。石炭火力では毎年10万人が亡くなっているとか。

日本は準核武装国と認識されていると思います。プルトニウムをどうするんだ?という世界からの疑惑の目もあり、MOX燃料(プルサーマル)を推進していました。日本式でいう本音と建前です。北朝鮮核武装宣言をした今、抑止力としての核という議論は意味がないのでは? とも思う反面、世界で求められている日本の役割[バランサー]も、力のない(核がない)と意味をなしません。色々と議論がされると思いますし、再度学習するチャンスととらえようと思います。


◆海外のメディア

今回の事故において、海外のメディアは判り易いCGが多様されています。日本は当事国すぎて情報がありすぎ、整理できないのでしょうか?それとも海外の国民はリテラシが低いので、CGなどが必須/ビジネスとしてできあがっているのでしょうか?セカンドオピニオンとして。

CNN:下の画像をクリックすると動画が再生されます
http://us.cnn.com/interactive/2011/03/world/interactive.nuclear.japan/index.html

NewYorkTimes:Multimediaのリンク先meltdownを押すと、インタラクティブなCGに
http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/12/world/asia/the-explosion-at-the-japanese-reactor.html

ドイツの気象予測
http://www.dwd.de/bvbw/generator/DWDWWW/Content/Oeffentlichkeit/KU/KUPK/
Homepage/Aktuelles/Sonderbericht__Bild5,templateId=poster,property=
poster.gif


◆3月の読書

計画停電は、図書館の営業も左右されました。3月は2冊です。

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・影響力の武器-実践編

行動マーケティングの古典[影響力の武器]の続編です。50の実例を紹介しています。第一章はテレビショッピング業界で成功を収めた放送作家 コリーン・スショットという女性です。彼女が担当した台本が20年ぶりに売り上げ記録を更新しました。彼女が変えたのは、テレフォンショッピングのお決まりのセリフをわずか3箇所変えただけなのです。

それは、

「オペレーターがお待ちしています、いますぐお電話ください」

「オペレーターにつながらない場合は、恐れ入りますが、繰り返しお電話ください」

本当に言い回しを3箇所変更しただけで、効果があるんですね。この他にも色々な実感から数字を出しています。今回のは、[社会的証明]の原理を使ったものです、解説が気になる方は購入を。2冊読むことをお薦めします。

麒麟の翼

東野圭吾です。会社の人から借りました。加賀シリーズで、彼が活躍します。彼は本当に文章が上手です。しっかりと分析したい。ただ、ミステリーの部分だったり、人間の感情のヒダであったりは、期待したほどではありませんでした。他の作品の方がよかったと思います。読ませますよね。