2011-2-6 アンケート結果

アンケートにご協力頂いた皆さま、ありがとうございました。

文末にアンケート結果を記載しています。

前回、以下の結びとなりましたが続きです。

=======================前回の続き============================
人間が万物の頂点に立っている武器は、[学習]と[継承]と[利用]にあると思っています。過去の偉人(パスカル/ピタゴラス/フレミングとか)が人生をかけて作り上げた定理を小学校で習得することができます。また、研究などは世代を超えて継続することができます。サクラダファミリア[永遠の未完]という芸術作品もあるくらいです。そして利用。テレビを作ることはできませんが、利用する事ができます。厳密にいうと[製作]と[利用]を分離したことと言えるかもしれません。

実はここまで書いてみて、同じIT業界のエンジニアでも読書効果は[プログラマー]には当てはまらないかも と思いました。それは次回にでも。
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プログラムでは[読書]よりも[良いコードを読む]方が良い。なぜなら日本語もプログラムも同じ言語だから。バイリンガルですね。全世界での共通言語でもあります。日本語でもプログラム言語でも同じ作品であり、あえて日本語を読むよりコードを読んでいた方が楽しいし、成長に繋がるだろうなと想像したからです。ある意味コードを読むのも読書ですね。

プログラム言語を習得していることは、世界中で会話することが可能です。人間同士はもちろん。コンピュータを介することによって、子供でも大人でも誰とでも会話することができます(携帯アプリをイメージしてます)。

かつ、自己表現の場でもあるわけで。小説家が自己表現として本を書くように、芸術家が絵や写真を残すように、プログラマーは(インフラエンジニアと違って)自己実現が可能です。

中学の同校に写真家の卵がいました(彼曰く、カメラマンではなく写真家だと言っていました)。写真を撮る基本的なテクニックは必要だけれども十分条件ではない、本当に必要なのは自己との対話だと言っていました。哲学書の原文を読んだりしながら何を撮りたいのか?
というのを考えるそうです。二十歳そこらでしたが、坂口安吾とかジャック・デリダとか中村雄二郎とかアルベール・カミユ(セイン・カミユのお爺ちゃん)を紹介してくれたのを憶えています。

#彼が作品を残す為(=自己との対話)の手段が哲学だったのは、選択肢のひとつということで。

プログラマーは私から見ると羨ましい存在です。(となりの芝生は青い!!)
日々、自己表現をしているわけで、その作品が評価され対価を頂ける存在であるからです。振り返ってインフラ側のエンジニアは作品と呼ばれるものはありません。あるとしたら、インフラを支えている誇りでしょうか。読書会を開催したあかつきにはゲストスピーカーをお呼びして対話などもしたいなと思います。その際の候補としてライフラインのインフラを支えている方(電気・水道・ガス)を勝手に想像している訳でもあります。

アンケート結果を踏まえ、読書会の開催について事業部会で今別府さんに相談しようと思います。賛同者が多い訳ではないので却下されるかもしれませんが、まぁ、それはそれとして。

また、アンケートの気付きとして[反対意見の有難み]を再確認した事です。自分とは異なる意見というのは、自分とは違う視点で、別の問題を見えています。こういった方と意見を交換していくことが大切だとつくづく思いますし、今回も考える機会になりました。
心地良い響きばかりの人間を周りに置いてしまうと、YESマンだらけになり、裸の王様になってしまいます。直言してくれる方を大切にしなければいけないIBMのルイスガートナーさんがそんなことを言ってましたっけ。
あと、読書に対して否定的な人がいなかったことはちょっと驚きです(アンケートに参加していない可能性はありますが)。読書が嫌いな人がいても良い気がしました。

ともあれ、アンケートにご協力ありがとうございました。

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1. 読書は好きですか?
 はい・・・・・・・4(67%)
 いいえ・・・・・・0
 どちらでもない・・2(33%)

2. どのくらい本を読みますか?
 月に1冊〜・・・・3(50%)
 月に2〜5冊 ・・・2(33%)
 月に6〜10冊・・・1(17%)

3. 「読書」は成長に効果があると思いますか?
 はい・・・・・・・5(83%)
 いいえ・・・・・・0
 どちらでもない・・1(17%)

4. 「読書会」はブランド構築に効果があると思いますか?
 はい・・・・・・・2(33%)
 いいえ・・・・・・0
 どちらでもない・・4(67%)

5. 「読書会」に参加したいと思いますか?
 はい・・・・・・・2(33%)
 いいえ・・・・・・1(17%)
 どちらでもない・・3(50%)

6. 推薦図書を教えてください。
 オーデュボンの祈り
 仕事を100倍楽しくするプロジェクト攻略本
 銀河英雄

7. 「読書会が開催」にあたって、要望を記載してください。
・自分が興味を惹かれた本以外を読む事に苦痛を覚える性質なので、読書会で読むような他人が薦める本、「課題書」の類が大抵読めません。

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