2011-1-11　風吹けば桶屋が

地元川口の風俗店一掃はテロの影響だったなんて、知りませんでした。風吹けば桶屋が・・・なんですね。

http://www.sangakukan.jp/journal/journal_contents/2010/08/articles/1008-11/1008-11_article.html

関連して、今朝、NHKニュースで普天間基地問題が一瞬だけ流れました。

[地元では北部振興策と基地移設は切り離して考えるべきだ　という意見が・・・]

基地を追い出す際は、その穴を埋める事も考えないとね　の一環が北部振興策なのでしょう。(厳密にいうと受入側なので違いますけど)

ポッポッポーの時代に普天間が取りざたされていて、ニュースで流れているけど理解していないな　と感じ、[普天間交渉秘録]という本を読みました。内田洋行から賄賂もらった　ということで起訴され係争中の守屋さんが書いています。

感想として、利害調整が大変だな　っと。

・アメリカ(米軍再編が速やかに実行できる事：くい打ち案)
・外務省(アメリカに貸しを作れる案：くい打ち案)
・防衛省(防衛庁)(実現できる事：陸上案)
・地元
　-沖縄県知事(当選する案、県外案　だけど基地関連のお金が無いのは困る二枚舌？)
　-名護市長(北部振興策はほしい、基地はいらない)
　-環境団体(じゅごんが大事)
　-ゼネコン(工事費が高くなる案：くい打ち案)
　-銀行(沖縄の自立、リーダーが必要)
　-地主/働く人(賃料が入る人、無くなる人、仕事に就いている人)
　-普天間近くの住宅街の人(危険がなくなれば、良い)

著書を読んでみて、こんなメンドクサイ事を、国益のために投げ出さず従事している方を本当に尊敬と感謝、頭が下がる想いです。

本を読む前なら、[北部振興策と基地移設は切り離して考えるべきだ]　という地元の意見に対して、なんの感想もなかっただろうな。今は納得できない疑問がいくつか。
いやいや、基地を受け入れるからこその北部振興策でしょ。受け入れるように努力しなさいよ。しかも10年に渡ってお金をもらってるんでしょ。　切り離しっておかしくない？と。

この感想も今、私のなかにある情報で判断ですので、実際には賛成できる点もあるかもしれません。

理想は沖縄の自立、纏め切れるリーダーの登場でしょう。まだ環境が整っていませんね。
3歳の子供に、自立しなさい　といっても無理なように、13歳〜であれば寮、16歳〜1人ぐらし(仕送り付)、20歳〜自立のような気がします。

※昔13歳で元服していたのは、人生の長さと関係があるのかな　と思います。人生の1/4を過ごした当りかな。

それと、今回の守屋さんにしろ、元外務技官の佐藤優さんにしろ、高い能力の持ち主と感じました。[○くなるな☆になれ]とか[表裏一体]とか[弱点を克服するより、強みを伸ばす]という意見にどちらかと言えば賛成です。

完璧な人間っていないと思いますし。
職務遂行能力が高く、国益を得てくれるなら、脇が甘い(賄賂に目がない)くらいいいんじゃないかとも。天下りもそうですね。1兆円の国益ももたらしている官僚なら、数億のボーナスがあってもいいじゃないかな　ってね。

意見が分かれる難しい部分ですけどね。

リンカーンとユリシーズ・グラント将軍
アル中で倫理観に乏しいけど、職務遂行能力(指揮/戦略)に長けた人を利用した例です。この人事が南北戦争の勝利に貢献したと言われますし、後にグラントは大統領になりますが、最低の大統領とも言われます。

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人のマネジメントとは人の強みを発揮させることである。人は弱い。悲しいほどに弱い。問題を起こす。手続きや雑事を必要とする。人とは費用であり驚異である。しかし、人はこれらのことのゆえに雇われるのではない。人が雇われるのは強みのゆえであり、能力のゆえである。組織の役目は、人の強みを成果に結びつけ、人の弱みを中和することにある。

成果を上げるためには、強みを中心に据えて異動を行ない、昇進させなければならない。人事に於いては、人の弱みを最小限に抑えるよりも、強みを最大限に発揮させなければならない。リンカーン大統領は、最高司令官の人選にあたって、グラント将軍の酒好きを参謀から注意されたとき、『銘柄がわかれば、他の将軍たちにも贈りなさい』と言ったという。

マネジメントとは、人にかかわるものである。その機能は人が共同して成果を上げることを可能とし、強みを発揮させ、弱みを無意味なものにすることである。

P.F.ドラッカー　『マネジメント ? 基本と原則』

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中川元大臣(鬼籍)にお酒を贈れるか　と言われると・・・・・理性と感情は別にある自分に気付きます。

皆さん、良い週末を。