2010-9-2 8月に読んだ本

今回は、8月に読んだ本をご紹介します。今月は、海堂さんの小説が多いです。

事業部会の時に、Yさんから譲り受けた本が2冊

・イノセントゲリラの祝杯
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

「イノセ〜」を読んで、海堂さんのファンになりました。で、現場の方と通勤途中で会話が始まり、海堂さんの本を全てお借りすることができました。

でもって、片っ端から読みました。現在はさらに別部署の方に展開中です。

この海堂さんは、現役の医者であり、「Ai」という技術の広めたいという考えがある方です。

Ai(技術、医療制度)を広めるために、論文発表/学会発表を行っていたのですが、これでは世間に広まらない(難しすぎる・面白くない)

という結論に至り、小説を書くにいたったそうです。

小説/文学はタブーにチャレンジすること、世間に認知されていない事柄を認知させること

という不文律があると思います。離婚や不倫が一般的でない/だけどそんな欲求を持ち始めている そんな時代に「失楽園」が流行るように。

まず、小説で発表され、認知始めたら映像化される

医療・医学という知識・技術・アイデアをもちつつ、世の中の仕組み、認知を小説によって変えていく 世界を変えていく人だと思いました。

「チームバチスタ」が映画化されたように
ジーンワルツ」が菅野美穂主演で映画化(来年2月公開)
「外科医須磨久善」がドラマ化(9月5日放送)

映像化されるようです。


もう一つの作品は「もしドラ」と略されて、出版社であるダイヤモンド社関連でいろんな所で特集されてますね。少し食傷気味ですが・・・ダイヤモンド社としては異例のヒット商品なのかもしれません。内容ですが、面白い作品でした。簡単なストーリーに仕立て上げていて、ドラッカーの「マネージメント」の要所を押さえていると思います。

現代語訳のニーチェやこども論語塾が流行るように、温故知新、古いものを現代に当てはめることも、新しいビジネスのヒントかもしれません。

中国では、論語がブーム化されているそうです。これまでにない景気の過熱、高度成長、貧富の差や、一人っ子政策による愛情の偏りなどが、社会問題となる背景、その道徳/価値を見出すために論語が見直されれているとのことです。

2030年には、中国がGDP世界一位になると言われています。その為に、人民元基軸通貨にする、強い人民元が必要で、それが6月から7月にかけてニュースになった「人民元、弾力化」に関連しているのでしょう。

2030年、私は56歳、息子は24歳。中国を相手にビジネスをしているかもしれません。中国のビジネスパーソンを、思想を共有するために、論語を勉強しておくのも良いかな  と思っています。


知人が「発達障害」に関するソーシャルビジネスを始める と聞きまして、発達障害ってなんぞや? から発達障害に関する本を読んでみました。

これまた、発達障害とはグレーゾーンでしてね、はい。全体の5〜20%は発達障害の可能性がある という調査結果があります。

発達障害といっても、色々な種類があります。広汎性発達障害と呼ばれる自閉症アスペルガーから、学習障害(LD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、などなど

現在は先天的な脳の機能障害と判断されているようですが、CTなどで確認できるわけでもなく、検査や値などで診断することはできないそうです。(医師や心理士などが、育成の経過をもって診断する/ある意味自己申告)

国の障害者自立支援法の施行により、早期発見と適切な療育を実施していきたいが、まだまだ施設もお金も足りないので・・・・うまく民間を活用したいといったグランドデザインが描かれているようです。

まぁまぁ、他にもグレーゾーンは沢山あるのですが、マーケット調査をしてみて、潜在化されたニーズはありそうです。しかも、非常にニッチなマーケットですので、たぶん知人の事業は成功すると思います、規模の拡大は難しそうです。

          • 8月に読んだ本-----

なぜマネジメントが壁に突き当たるのか―成長するマネジャー12の心得
クリエイターの自社ツール&ワークスペース
はじめに読むアスペルガー症候群の本
発達障害白書 2010年版
仕事がしたい!発達障害がある人の「就労相談」
超一流の名刺のマナー公式ガイドブック
人脈塾
チームバチスタの栄光
ナイチンゲールの沈黙
螺鈿の迷宮
イノセントゲリラの祝杯
ジーンワルツ
マドンナヴェルデ
医学のたまご
極北クレイマー
外科医須磨久善
ジェネラルユージュの凱旋
ジェネラルユージュの伝説
ひかりの剣
ブラックペアン
ブレイズメス
夢見る黄金地球儀
死因不明社会
ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
日本人の知らない日本語
タクシー王子、東京を往く。―日本交通・三代目若社長「新人ドライバー日誌」
迷走する家族―戦後家族モデルの形成と解体
カラダトリセツ
カードのレイアウト
東京都北区赤羽
なぜ僕は「悪魔」と呼ばれた少年を助けようとしたのか

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