2010-3-17 石の上にも3年(10000時間の法則)

土曜日は、大学の研究室の同期会がありました。13年ぶりの再会です。日曜日は、高校のラグビー部のOB戦(卒業生壮行試合)がありました。そこに自分より15歳上のOBが来てくれました。

両日とも、子供が熱を出していましたので、途中参加/途中退席。十分に話をすることができませんでしたが、久しぶりの運動と懐かしい話で、リフレッシュしました。


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中小企業のエンジニアが、大企業のエンジニアと、なぜ互角に、勝負できるのか? それは、技術力向上に集中できるからです。

技術者(エンジニア)、スペシャリストになる という上では、今の勤務体系は大企業より適していると考えます。

その理由として、


◆業務に集中できる環境である。
◆技術職に専念できる
◆いいとこ取りができる
◆お客様の声が直に聞ける
◆石の上にも3年とは、良く言ったものだ

今回は、◆石の上にも3年とは です。


・[石の上にも3年]ことわざがあります。
「取り合えず、3年は頑張ってみなさい」とたしなめられる言葉です。

色々な経験を通じて、3年という月日が、人を大きく成長させると感じています。私自身も、他の会社から転職のお声がかかったのは、エンジニアになって3年目でした。昔の人は、良く言ったものだと感心します。


少し話が飛んで、[10000時間の法則]について

これは、エチカの鏡 というTV番組で[石川遼]選手の特集をして有名になったと思います。親父さんが[トンビが鷹を産んだとは思っていない、トンビがトンビを生んだんです] とコメントしていました。

何事にも1流(それだけで食べていけるほどの技量)になるには、10000時間を費やす必要がある という調査結果からこの法則がきています。Webで調べてみてください。

人間の肉体的パフォーマンスが最大になるのが21歳前後ですので、筋力(パワー/瞬発力)のウェートが大きい種目では、そこから逆算する必要があります。(サッカーとか陸上とか)

例えば、プロ野球選手を目指すのであれば、

・高校生でドラフト指名、18歳である程度の成績を残す必要がある
・1日3時間を10年間毎日実施することにより、10000時間が達成できる

プロスポーツ選手を目指すのであれば、就学前より初めている必要があり、且つ、小学校に入ったら、毎日訓練する必要がありますので、今からだと当然難しい。

現に「天才は親が作る」という本には、10人のトップアスリートについて、その親に焦点をあてた取材記録が書かれていますが、イチロー杉山愛などスポーツのジャンルを問わず取材をしており、共通していることは、親がすごい!です。また、小学校に入る前に、親が積極的に関与して環境を作っています。(この方の取材方針には賛否あるようですが・・・)

我々が目指すのは、プロスポーツ選手ではありません。従って、今からでも10000時間をかければ、食べていける技量まで伸ばすことができます。

例えば、[物書き]、[演奏家]、[ITエンジニア]ですよね。

当社は、中途採用/異業種からの転職して来られる方が多いです。その分、危機感もあります。私自身も28歳で初めて正社員(しかも結婚していた)です。皆さん、それなりの覚悟をもって望んでいると思います。

毎日9.3時間、3年間実施することにより、10000時間が達成できます。

順風満帆で、挫折を知らず大企業の社会人になった人の10年よりも、第二転職/キャリアリセットをしてきこの業界に入ってきた人の3年では、[取組姿勢]も[時間の掛け方]も、あらゆる面で雲泥の差がつきます。

当然、1年目、2年目では敵いませんが、3年目では、大企業のエンジニアを上回るパフォーマンスを発揮できるようになると考えています。