2010-3-10 お客様の声が直に聞ける

先日従姉の結婚式に参加してきました。葉山の式場。初めて葉山に行ったのですが、良いところでしたね。葉山といえば、御用邸ぐらいしか思いつきませんが。

そして、その中に、スピーチの上手な方がいました。本当に感心してしまいます。

・来賓である茶道関係の方(知り合った切っ掛けである)茶道を立て
・相手方(新郎)の親族を立て
・茶道に興味を持たせた故人(新婦側の母方)を立て
・笑いも織り交ぜて

大変楽しませてくれましたし、皆さんが掛けてほしい言葉を簡潔にまとめて声をかけてくださいました。ただ単に「若い二人、未熟な二人、ご指導・ご鞭撻を〜」ってなものと大違いでした。 いや〜、本当に参考になりますね。


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中小企業のエンジニアが、大企業のエンジニアと、なぜ互角に、勝負できるのか? それは、技術力向上に集中できるからです。

技術者(エンジニア)、スペシャリストになる という上では、今の勤務体系は大企業より適していると考えます。

その理由として、


◆業務に集中できる環境である。
◆技術職に専念できる
◆いいとこ取りができる
◆お客様の声が直に聞ける
◆石の上にも3年とは、良く言ったものだ

今回は、◆お客様の声が直に聞ける です。


組織が大きいと、当然、分業化が進みます。そのうち、技術者として重要な「お客様の声」を聞かなくてもやっていけてしまいます。

もちろん、人付き合いが苦手だからエンジニアを選んだ という人もいるかもしれませんが・・・

大きな組織ほど、技術者とお客様の間が広がる傾向があります。いわゆる、プロダクト・イン と呼ばれるものですね。

自己満足というか、自分たちの都合をお客に押し付ける発想になります。

例えば「問合せはこのフォーマットで」
「メールタイトルは○○としてください」

などが行き過ぎてしまう場合です。自分たちが管理しやすい為に、お客にルールを強制することに、なにも感じなくなっていきます。そこに生まれるモノ(ルール/アイデア)は、自分たちのためのモノになります。

技術は、自己満足では、ダメです。お客様の役立つ/大きく言えば人類の役に立つための活動をしているわけで、当然、その評価/効果を聞くことにより、改善点などが見えてきて、新しいアイデアが生まれるわけです。

この考え方は、マーケット・アウトです。社会的な要求(ソーシャルニーズ)があって、それを満たす事が、技術者の使命です。

社会的な要求(ソーシャルニーズ)は、お客様の声や、お客様の感じ方を肌で感じる必要があります。
例えば、

・○○の知識がある人は重宝する・○○のトラブルで困っている・○○ができれば、もっと売上が上がる

などです。このような○○が、高く売れる、知識であり、経験であり、考え方となります。

もちろん、基礎研究/基礎技術なども当然重要なのですが、そこは学術の皆さんに任せておきましょう。

当社の仕組みですと、技術者本人が、お客様に直接、評価を聞ける立場にいます。技術者でありながら、当社の営業的な立場での話もできます。