2010-2-3 入社時の経験 隣の芝は青い?

クリントイーストウッドが、ラグビーに関する映画を撮影したそうです。

http://www.apple.com/trailers/wb/invictus/

南アフリカが舞台ということで、当時最強と言われたNZに立ち向かっていく、その中には、[人種差別]や[国]、[歴史]を描いているのでは? なんて思います。

まだ予告編も見てないけど。見てみたいなぁ と思いました。


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さて、今回のテーマは、入社時の経験 隣の芝は青い?

私は、大学を卒業してから5年間、日本放浪したり、海外を放浪したり、フリーターやバイトを掛け持ちしたりしていました。で、結婚を機(27歳)に、正社員になったのですが、正直、競っていけるのか?勝負になるのか?と自問しました。

ライバルと申しますか、一緒に仕事をする仲間は、大企業の社員で高学歴。大企業なので社員教育にかけるお金も潤沢にある。資金もブランドもある。しかも大学を卒業してからすぐに入社しているだろうと。

実際に現場にでると高学歴の方々、しかも卒業してすぐ入社しており、経験もある。5年以上の開きがある。

本当にやっていけるのかな?と自分なりに疑問に思い考えたことがあります。

で、大企業の現場に常駐してみて、当社にいても十分勝負できるな と思いました。もちろん、高学歴で優秀な方が多いです。すごく尊敬できる方に沢山出会います。

なぜ、勝負できるのか? それは、技術力向上に集中できるからです。

技術者(エンジニア)、スペシャリストになる という上では、今の勤務体系は大企業より適していると考えます。

その理由として、


◆業務に集中できる環境である。
◆技術職に専念できる
◆いいとこ取りができる
◆お客様の声が直に聞ける
◆石の上にも3年とは、良く言ったものだ

です。前提として本人が[勝負する]と申しますか、[向上心]と申しますか、[身を固める]と申しますか、本人の[意思]が必要です。

次回以降、なぜ、勝負できるのか? 自社の中小IT企業の環境の優位性を書いていきます。今回は、前提となる姿勢/心構えについて書こうと思います。


皆さんは仕事をするにあたって、どのような意識で従事していますか?


前の現場では、毎日、標語を音読していました。その一つに「システムに自分の足跡を残そう」でした。自分の仕事の痕跡を後世に残す 崇高な目標だと思います。

お客様の笑顔や感謝の一言のために働くのか? 生活の糧を得るためか?
また、人間は怠惰な生き物です。人が見ていなければ、手を抜くのか? 自問自答したりもしていると思います。

仕事の姿勢に対して参考となるエピソードを紹介します。

◆「木を削っている人」「大伽藍を作っている人」
http://hirobuchi.com/archives/2009/12/post_361.html

古代ギリシアの彫刻家フェイディアス
パルテノン神殿を作った人です。
彫刻家フェイディアスは神殿の完成時に工事代金を請求しましたが、担当した会計官が「これは高すぎる工事料だ!」とクレームをつけました。その理由について会計官は次のように説明したそうです。「アクロポリスの丘の上に建つパルテノン神殿の梁にある彫刻は万人のはるか上に位置するものだ。君は誰も見ることのない彫刻の背中の部分まで彫って、その代金まで請求している。」と。それに対しフェイディアスは表情一つ変えず、会計官に向かって言ったそうです。「誰にも見えないかもしれない。しかし神々が見ている。」と。

◆イタリアオペラの作曲家ヴェルディ
オペラの最高傑作である「ファルスタッフ」は、ヴェルディが80歳を超えてから制作にとりかかった作品です。なぜ、80歳をすぎて尚、創作活動をするのか?

「完璧を求めていつも失敗していた、だからもう一度挑戦する必要がある。」

どれもこれも、古い話ですしね。真偽はともかく、自分自身に影響を与えた/感動した仕事人に出会ったことがあると、仕事にも影響しますよね。

もし機会があれば、「パルテノン神殿」を見てみたいし、オペラの「ファルスタッフ」は観賞したいと考えています。

私自身の仕事に対する姿勢は、上述の逸話の影響を受けています。もちろん、前にも書いたイチローなんかもですね。

感動した人間の仕事、仕事のモットー、信念、座右の銘、なんでも構いません。皆さんの仕事に対する姿勢についてご意見をください。