2010-1-20 エンジニアは人に興味を持とう

息子は今、なんで?なんで? 病にかかっています。

「瀬戸物の箸置き(落花生の形)」と「木製の箸置き」

親:箸置きは落としちゃダメよ。こっち(木製)に交換するよ。
息:なんで箸置きを落としちゃいけないの?
親:割れちゃうから。こっち(木製)ならいいよ。
息:なんでこっち(木製)は落としてもいいの?
親:割れないから。
息:(陶器製)なんで割れるの?(木製)なんで割れないの?
親:材質が違うから、陶器と木の違い
息:なんで割れるの?
親:粘度の違いだ。弾力性ともいうがな。硬い、硬度が高いほど脆い。たとえば
輪ゴム。柔らかいけど、いくら力をかけても形状は元に戻るだろ、、逆にダイヤモンド・・・・
力といってもトルクという概念があってな、同じ1cm動かすにも椅子と箸置きでは係る力が・・・・
息:(回答を聞いていない、別の話題へ)


コミュニケーションの難しさを改めて感じています。子どもの興味を目を摘まないように「なんで?」という知的好奇心に対して、できる限り時間をかけ、丁寧で、面白い回答を心がけていますが、うん、難しい。

「コミュニケーションは相手の言葉で話す必要がある」、頭では理解しているのですが、実際に行うのは非常に難しい。

もうひとつエピソード。

息子に[妖精]のことを聞かれて、説明できませんでした。

妖精とは、
フェアリーだとか、
ティンカーベルもそうだなとか
三位一体(父なる神、子なるイエス、精霊)の精霊も妖精だとか

そもそも、英語で言っても意味がない、ピーターパンを見たことがないので、ティンカーベルなんて固有名詞もわかるはずがない、もちろん、キリスト教での一般的な解釈なんてわかるはずもない・・・・息子がはまっている「トーマス」には妖精がでてこないので、説明ができない・・・

昨年、戦略的馬鹿というブログを呼んで笑ったが、自分も変わらな・・・

http://kirik.tea-nifty.com/diary/2009/03/post-abbe.html


                                                                                                                              • -

Vol29にも書いた、IT(ICT?)エンジニアといて、技術/テクノロジに対して興味を持つことはもちろんですが、その他に3つ大切なことがあると感じています。の続きです。

『編集』『お金』『人』

今回は『人』をテーマに書きます。『人』に興味を持ってほしい、意識したらいいと思います。

なぜか?

感情/心/気持ち/喜怒哀楽/予感/心地よいデザイン/イノベーション/創造性/エンパシー(影響を与える/影響を受ける)これらがコンピュータでは代替することのない人間の能力であり、その部分を刺激する仕事が良い成果になるからです。

人間が一人で生きていくのが非常に難しい、社会性の生き物です。認められたい/喜ばれたい の欲求もあります。

現場の上司も自社の上司も顧客も人間です。強いところもあれば、弱いところもあります。「上司の強みを活かし」「上司の弱みを自分が補う」と考えることが大切です。これらはチームでも、二人一組でも言えることです。

自分の強みは何か、弱みはなにか? ○○さんの強みはなにか、弱みはなにか?
 自分が補えるのは何か?

『人』に興味と好意を持ってください。相手が好意をもってくれたら、例えそりが合わなくても嬉しいものです。逆に無視されることは非常に寂しいことです。

・Love is Blind/アバタもエクボ

ITエンジニアには、対人関係に弱い人が沢山います。もちろん卓越した技術力があり、大きな組織の所属しているのであれば、例え対人関係が弱くても問題はありません。

しかし、我々のようなアウトソースエンジニアは、対人関係の能力が高く求められます。当社の皆さんは、対人関係を築く能力に長けています。

さらに高めるために『人』を持つことが大切だと考えています。

・何に対して怒るのか?
・何に対して喜ぶのか?
・何を趣味にしているのか?
・信条/バックボーンは何か?

                                                                                                                              • -

新年の挨拶で書きましたが、役割[現場でのエンジニアとして]の今年目標として、資格受験/合格を目指そうと思います。

春の情報処理[応用技術者]、夏の[中小企業診断士]、秋の情報処理[ITストラテジスト]を受験しよう!!

1年の計は正月にあり、今年の計画はほぼまとまりましたので次回、書きたいと思います。