2009-11-18 連想(天声人語風)

森繁さんがこの世を去りました。10年以上前の話ですが、私が沖縄のホテルでアルバイトしていた時に、見たことがあります。当時(80歳を越えていたのに)も、ウェイトレスのお尻をなでたり、必要以上に手を握ったり。男性がいくと、「あっちに行け!」っといったジェスチャーをする。その時は「みっともない大人だな」と思いました。

徹子の部屋、最初のゲストで、番組中、徹子さんの胸を触った なんて逸話があるくらい色を好む人なんですね。

追悼番組などで、色々な人からのコメントを聞くと、女性には優しかった(世話焼きだった)んだな。男性タレントのコメントは、感情がこもってませんが、女性タレントのコメントは、父親みたいな存在 と感情がこもっていました。

そういった行為は、現在「セクハラ」で、罪になりますが、その時代、あの方にとっては、愛情表現だったんだろうと。セクハラなんて外来語/日本にない文化 では測る事ができないほど、大きな業績、愛情を残していった方なんだと思いました。但し、女性だけになんだけどね。

11/7 職場で駅伝大会に(EKIDEN カーニバル 2009 西東京大会)参加しました。職場からは9チーム/36名の参加に。本当は2区だったんですが、渋滞に巻き込まれて遅刻。4区を走りました。距離は5キロ。半年前と比べてトレーニングをしたつもりでしたが・・・バテました。
Sさんも応援にきてくださいました。差し入れにに銘菓「黒松のどら焼き」を頂きました。
先日読んだ本[ハーバードビジネスレビュー][脳が冴える15の習慣]に、適度な有酸素運動は、認知症になるリスクを減らすと記載がありました。今から適度な有酸素運動の習慣を身につけようと奮闘しています。

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人を目標に向かわせるパワーは、
『自分はそれを達成できる』という認識から発生する。
疑いや不安は、その認識の最大の敵である。

私たちは、自分が考えた通りの者になる。
なかでも人格は、
人がめぐらすあらゆる思考の完璧な総和である。

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2年前のノートを読み返したら、上記メモがありました。何かの本で読んだんだと思います。

思想的と申しますか、哲学的と申しますか、宗教的と申しますか ま、その通りなんでしょうね。

思考は、不自由な世の中で、唯一自由になるもの。肉体は不自由ですね。例え監禁/拘束されてなくとも、あらゆることで制限されている。道具がなければ、空を飛ぶこともできないし、呼吸ができなければ、海を潜ることもできない。どこかに行きたい とおもっても距離や時間が制約となる。本当に不自由だと。

でも思考だけは自由。何を想っても、何を考えても、他人に干渉されることなく、あらゆる制約からも解放される。

その思考が、人格の源であり、なにかを為すパワーの源だと。

1本の大木も、初めは一つの種から生まれる。種から芽がでて、年月をかけて、大きな大木になる。人も同じく、成果や人格が外にでるまでには長い時間をかける必要がある。その初めは種からスタートする。その種が「思考」であり、「○○になりたい」という想いだと。その想いは、やがて、芽がでて、成長し、大きな大木になると。

ある日、突然、イチローには成り得ない。

なので、心(思考)は前向きに、なりたい自分を思い描こうと。

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子供の教育において、日々悩んでいるし、楽しんでいる。最近は、何を始めるにしても「早すぎることはない」ということを意識している。心の中では「まだ早すぎる」と想ってしまうが、本人が興味を持ったことは、芽であるから大切にしたい。出来る限り許可してあげて、付き合うように心掛けている。

当然、3歳児の息子が、包丁を使いたがるのは「お前にはまだ早い!」と一蹴してますけどね・・・・→子供包丁を買ったりしてます。

また、同じくして、何を始めるにしても「遅すぎることはない」とも意識している。本人がやりたいと想った時が吉日。想ったそのときが、準備が整った時だと。
やっぱり周りの子ができだすと、少し焦ったりしますけどね・・・
プールに通っていて、周りが「ラッコ級(潜れる)」で、わが子が「カメ級(潜れない)」だと、「おいおい、潜れよ」なんて想ってしまう。でも自身が「潜りたい」と想うまでは待つことも必要っと心掛けています。

まぁ、動機の外的要因(ニンジン)も必要だと想うので、「潜れたら美味しいチョコレートを買ってあげるよ」と約束をしたりして。

大きな成功には、時流、タイミング、運などの要素が重要になる。また早くから始めている先行者利益もある。なので、時流を読むこと、タイミングを計ること(焦る気持ちを抑えること)、できるだけ早く決断すること ということも気付かせてあげたいと考えてる。

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美味しいチョコレートとして、ゴディバを買いました。(子どもへのニンジンです)。チョコの包装紙には、「裸の女性が馬に乗っている絵」がロゴとして印刷されてました。そう、ゴダイバ婦人ですね。

ゴディバの名は、11世紀の英国の伯爵夫人レディ・ゴディバに由来します。シンボルマークである馬に跨った裸婦こそが、重税を課そうとする夫を戒め、苦しむ領民を救うため自らを犠牲にした誇り高き彼女の姿です。領主である夫は領民への重税の免除と引き換えに、彼女に一糸纏わぬ姿のまま、馬で町を駆け廻ることを言い渡したのです。領民たちはそんな彼女の姿を見ないように、窓を閉ざし敬意を表しました。ゴディバ創始者ジョセフ・ドラップスと妻ガブリエルは、レディ・ゴディバの勇気と深い愛に感銘し、1926年ベルギーに誕生した自らのブランドに「ゴディバ」の名を冠しました。

以来約80年、ゴディバはその愛の精神をチョコレートに込め続けています。味わう人すべてをしあわせで満たす芳醇な味わいは、人を思いやる深い愛を伝えます。ゴディバのチョコレートを味わうひととき…それは愛に満ちた時間です。

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この話から、ひとりだけ我慢できずに覗き見した奴がいたんですね。そいつがトム。
ピーピング・トム(Peeping Tom)という、英語の俗語になっています。

ピーピング・トムは、日本でいうところの出歯亀ですね。これも「出っ歯の亀吉」からできた俗語で、もう死語かも。小学校の頃は、使っていたんですけどね。。。Wikiで調べてみると、出っ歯の亀吉こと、池田亀太郎さんには、冤罪説もあるんだと。

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チョコレートの原料は、カカオ。このカカオは、コートジボアールなどアフリカ諸国や、中南米などが原産地となっている。カカオ生産と切り離すことのできない問題として、奴隷貿易/人身売買/児童労働がある。アフリカで誘拐されて、中南米で働く少年がいる。その少年は、カカオの実が、どのような食べ物になるか知らない。一方で、ビックリマン・チョコが社会問題になった。シールだけ集めて、チョコを捨てる少年がいると。互いの国の少年が大人になって、先進国と後進国は分かり合えるのだろうか?

2001年に、最悪の形態での児童労働を禁じる「ハーキン・エンゲル議定書」が米国議員とチョコレート製造業者協会の間で締結された。まだ10年も経過していない、遠い昔の話ではない。

チョコレートの本当にbitterなお話は「チョコレートの真実」に書いてあります。

「私の国には学校へ向かいながらチョコレートをかじる子供がいて、ここには学校にも行けず、生きるために働かなければならない子供がいる。少年たちの瞳に映る問いは、両者の間の果てしない溝を浮かび上がらせる。なんと皮肉なことか。私の国で愛されている小さなお菓子。その生産に携わる子供たちは、そんな楽しみをまったく味わったことがない。おそらくこれからも味わうことはないだろう。・・・これは私たちの生きている世界の裂け目を示している。カカオの実を収穫する手と、チョコレートに伸ばす手の間の溝は、埋めようもなく深い。」(本文より)

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2001年ごろかどうか定かではないが、スターバックスでもコーヒー豆が市場より安い価格で購入されている/不平等取引が取り沙汰され、不買運動がおきたような・・・米国の話だけど。日本ではそういったことに対して、鈍感というか、知らぬが花というか、臭いものには蓋を というか、声があがりませんね。

リーバイスは、工場での児童労働を問題として、現地に学校や教育に関わる資金援助をしようしたところ、株主の同意が得られない(そんなお金があるなら配当に回せ)ことから、上場を廃止し、現地での教育支援を実現したとか。会社設立時の企業理念策定時に読んだ本に書いてあったと思う。

今回は、天声人語風に書いてみました。