2009-10-28 技術バカはいらない

◆先週から、また読書を開始しました。読んだ本は3冊

・村上式シンプル英語勉強法
 →Googleの日本法人社長が書いた本。31歳から英語の勉強を始めたんですって。秋葉原の駅構内にある本屋をぷらっと寄って衝動買いでした。

マーケティング戦略の実際
 →キリンの三宅さんが推薦していた本。少し古い本ですが、日本のマーケティングに適していると。「コストを負担しているのは、顧客だ」「顧客に選ばれなければ淘汰される」私は少し思い悩んでいて、「ある技術者を、私自身は評価していても、顧客に評価されないと仕事がない」という現実。「自社内の評価」と「常駐先の評価」と。

この本を読んで、最終的にはコストを負担している人(私の給与の原資を払ってくれる人)の評価が絶対であり、それは顧客なんだと改めて認識しました。原理原則です。顧客の方をしっかりと見て仕事をしよう と思いました。

・17歳のための世界と日本の見方
 →松岡正剛さん。ある雑誌の写真をみて、ロマンスグレーで、良い枯れ方をしていて、身につけているものもセンスがいい。「こういうオッサンになりたい」と思って興味を持ちました。家内にその話をしたら、「この人、なんか病気してない?」と。事実胃ガンでの闘病経験があるんですが。女性の感性と申しますか、同じ写真を見ても感じることは全然違うんだと。少し話しは脱線して、同じ現場にいる某女史も、視点が違う。履いている靴とか、身につけている時計とか、シャツとか、ネクタイとか・・・・「毎回同じですね?」「いい時計していた」。
見ている人は見ています。身だしなみは大切ですね。 で、本の内容ですが、非常に面白い。お勧めです。大学1年生向けの講義を本にしているため、題名に「17歳〜」となっています。まるで大学の講義を受けているようです。内容の平易でわかりやすく、しかも、「はっ!?」と気付かせて
くれることが沢山ある。

◆週末につくば市
NHKのニュースで、「第6回つくば産業フェア&農産物フェア2009」が紹介されていたのでぶらっといってみました。メインは『産総研発,恐竜ロボット「ティラノサウルス」の実演!』だと思ったのですが、着いたときには終わってました。。。

お米の掴み取りとしたり、椎茸のもいだり、ふわふわクッション(大きいゴリラの風船というか、トランポリンというか、子供達が20人ぐらいで中に入って飛び跳ねる奴←説明が難しい)とか、でかいかぼちゃを触ったりとか、偶然とはいえ、楽しめました。

http://www.tsukubacity.jp/d/up/090916.pdf

◆インフルエンザのワクチン
既存疾患なし3歳児が亡くなったニュースを聞いて、バカ親ながら心配してます。

いつから摂取が始まるのかな? とかね。でも、山田家はインフルエンザワクチンに対しては、懐疑的なのです。母親が懐疑的だったからなのですが。

同世代の方は記憶にある方もいるかもしれませんが、私たちが育った時代は「全ての学童生徒を対象としたインフルエンザワクチンの集団強制接種から、任意摂取に変更された」時期です。1980年代に小学生だった方は重なるんじゃないかな?「去年は強制摂取、今年は任意摂取」の時に、私は摂取しませんでした。摂取しないのは、クラスでも少数派で、母親に何故摂取しないのか? と聞いたところ「インフルエンザでの死亡率とワクチン接種による副反応の死亡率は一緒、だったら自ら死ににいく必要はない」っと。ヘェ〜と納得した記憶があります。
単に山田家にお金がなかったからかもしれませんけど。
大学になってから「インフルエンザ脳症とは、インフルエンザウィルスとは関係なく、解熱剤の副反応だ」なんて本を読んだことも影響しています。(←実際は自分で調べてね)

ということで、新型インフルエンザワクチンの摂取時期は、12月ぐらいになるなんてニュースを聞いて、効果やら副反応を調べてみると、びつくり。 輸入ワクチンはやばそう。金持ちは国産ワクチンを選べるんだろうな。受けるリスクと受けないリスク よく考える必要がありますね。

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さて、本題です。今回は前回までの週報の纏めです。まぁ、何が言いたいかと申しますと、コンピュータでは創造できないものを創造しましょうね。技術バカはいりませんよ。
ということ。もちろん、技術者なので、専門知識、IT知識、技術は必要です。このような知識は必要条件でありますが、十分条件ではありません。

具体的には、5つ。

1、「機能」だけでなく「デザイン」
2、「議論」だけでなく「物語」
3、「個別」だけでなく「全体の調和(シンフォニー)」
4、「論理」だけでなく「共感」
5、「まじめ」だけではなく「遊び心」

皆さんは仕事を通じて、なにかを生み出している/成果を出している。そのときにちょっと意識するだけで、変わってくるものです。

では、能力を鍛える方法の一例を。

・「デザイン」
  良いデザインを見つけたら、それを書きとめておく
・「物語」
  質のいい短編を読む、自分史を書いてみる
・「全体の調和(シンフォニー)」
  優れた交響曲を聴く、クラシックでもジャズでも。
・「共感」
  ボランティア活動/部活動   
・「遊び心」
  マンガの「吹き出し」のセリフを考える

参考になりますでしょうか?